うつ病を治す方法?

なんかで見たのだけど、うつ病って生真面目な人がなりやすいのだとか。
生真面目な性格というのが、規範に沿って、物事を四面四角に捉えるのだと
すれば、そりゃなりやすいわな。

自分も周囲も生きている以上、恒に変化している。だから同じ事象だとしても

まったく同じではない。規範というのは、決め付けられた考えなのだから
もちろん、状況にそぐわない場合もあるし、今注目しているパラメータ以外
は捨てているわけだから、答えがマッチしない可能性もある。
マッチしないことがストレスとなり、精神的負担が溜まっていく。

そうならないために、観察と考察を繰り返せばいいのだ。観察すれば、見えない
ものが見えてくる。見えた上で考察すれば、現実に沿った解が得られる可能性
がぐっとあがる。

人間の脳は無数の神経回路が張り巡らされている。赤ちゃんのときはどの回路
も同じ強さだが、成長していくにつれ、よく使われる回路は強化され、使わない
回路は弱体化する。常時使用している回路は、いつも使用していることもあり、
外部信号を受けたら、その回路に電気が流れやすい。
つまり惰性でモノを考えていると、強化された回路ばかり使うことになる。
だが、観察という行為をすると、やや強化された回路や、弱体化した回路を使う
可能性がある。なぜなら、観察により刺激される回路は外部信号に依存し、
ランダムだからだ。

うつ病は「自分は価値がない人間だ」とか「明るい未来はない」という考えが己を
支配する。それは、元々そういう回路を使用する傾向があって、さらにそれを
強化する事象(なにか失敗をする)に出会って、余計その回路ばかりに電気を
流すようになってしまったのではないかと思う。

うつ病の原因は、セロトニンの不足など、物質的側面がある。
それはきちんと薬で治療すればいい。
しかし、本当の原因は、回路の使用頻度の偏りなのだから、偏ってしまった
原因を考え、未来偏らないためにどうしたらいいのか自分なりの解決策を
持つことだと思う。

カウンセリングを受けたりワークショップで体験することにより、考えの偏り
をしっかり感じ取り、そこから新しい考えを取り入れる姿勢を身につければ
うつ病は治るのではないかと思うのです。