外的要因によって、人が変わるなどナイ

結婚すれば、彼の意識が変わると思って・・・
子供が生まれたら、きっと変わってくれる・・・

女性がよく口にする台詞。

でもね、考え見てくださいYO。
クラス替えしたら、友達たくさん出来たとか、新しい洋服を買ったらダイエットできた
ってことないでしょう?
信念って、そう簡単に外部の刺激によって変わったりしないんです。

確かに人は大きく転換する時期があります。ただそれは、不幸によってのみ。

不幸は、「それまでの生き方じゃ、ダメですよ~」というメッセージであり
不幸を不幸のまま抱えることが出来切れなくなったときに、新しい価値観が
すっと入り込んでくるんです。

結婚や出産は、男性にとって不幸でもなく、たいした衝撃でもない。
だから今までの生き方を踏襲します。

結婚は大人同士で決めることだから、まあ失敗しても、自分で責任を取ってください
で話は終わる。
だけど、出産は、新しい命が関わってきます。
自分たちの浅はかな考えに、新しい命である他者を巻き込まんで欲しいのです。

ちゃーんと、家族として絆が結べたか確認してから、赤ちゃん作ってくださいな。
結婚したから、男女の交わりがOK、妊娠がOKなんて、考えていたら、赤ちゃんが
可哀想です。

人はなぜ、外的要因によって、相手が変わると信じているのでしょう。
それは自分が外的要因によってしか変わったことがないからです。
赤ちゃんが年を取って、小学校にいく年齢になって、小学校に通うから
勉強するようになった子と、ちっちゃい頃からなんにでも興味を持って
自分で観察して、分からないことは調べて、そのうち数を数えるとか字を書くを
体得した子では、学校で試験の点数が同じであっても意味が違うのです。

変わるということの本質を見極めることができなければ、全て他者依存になる。
そんな人達が集まって、他者は変わってくれると信じても、ほとんど何にも
変わりません。
そもそも変わるとはなんなのか、理解していない。
ひどいときは、自分の思い通りに相手が動くようになることを変わると勘違いしている
人もいる。

そんな二人は、いつまでも交点を見いだすことが出来ずに、お別れすることに
なります。
だから、どんなに苦しくっても、ちゃんと交点を見いだせるように互いが真剣に
向き合って、話し合って、自分たちがいるその空間から変化と創造を生み出して
欲しい。

何かを機に他者に変わることを期待する自分は弱小です。
まず、その弱小なちゃっちい考えを改めることから、始めてはどうですか。
自分の考えを変える力強さを手にしたときに、初めて相手が変わる可能性が
出てくる。
他者より自分。変化できるのは己だけだと強く心に戒めてみてください。