論理的思考・影響力の武器・人は見た目が9割

昨日ブログを書いたついでに、久しぶりに「考える技術」(大前研一著)を読んだ。
仮説があって、結論がある。その仮説を導くエビデンスが確かか確認する。
なるほどー、エビデンス探しをさぼっていたな。
私の日常は曖昧で、思いつきで~かも。とか誰だれがいっていたから。なーんて
理由付けで、目の前のことを鵜呑みにしてしまっている。
浅はかですな。気をつけます。

さて、論理的思考でガッチガチに固めたとして、全ての人は動くのか?

だいたいコンサルタントが企業に入って、問題点をあぶり出し、いざ改革部隊と
一緒に実行へ移ろうとすると、必ず反発する人がいる。
反発してもたいした力のない人ならば、まだマシだが、時と場合によっては
キーマン候補が反対勢力になってしまう。これでは改革が完遂できない。

そこで登場するのが、「影響力の武器」で用いられている心理テクだ。
不思議だけど、この心理的作戦に逆らうには相当の訓練が必要だ。
たかだかスーパーの試食ですら、一人だけ説明を受けて試食もして、購入せず
にその場を去るのは勇気がいるだろう。もし、たいしたことのない料金なら
その商品を買ってしまった方が、気が楽だ。これが一般人の心理レベルである。
だったら、一般人である反対勢力の人にこのテクを適用すればいいだけのこと
である。

最後に、「人は見た目が9割」という事実である。ノンバーバルコミュニケーション
と呼ばれるコミュニケーションで、口先でどんなに褒めても表情が怒っていれば
それは相手に怒っているというメッセージで伝わってしまう。言葉よりもボディー
ランゲージの方が優先して理解されるのだ。
だから、先の「影響力の武器」を実施するときに、ノンバーバルコミュニケーション
の有効性を知って、心理的に言葉にしていることと表情や身体の動きを合致させる
ことだ。

こういうことが出来る人間ならば、世渡りも上手いだろうし、会社での成績も抜群
によいだろう。
私も、こういう事が出来る人間を雇うなら3000万円の年収をお支払いしても安い
と思うもん。(自分はできないからね!)