小学校2年生で子供を持つことを諦めた自分

意識がある頃から一貫して子供が欲しくなかった。
最初に覚えているのは小学校2年生。
こうのとりさんが子供を運んできてくれると思っていたのに、お母さんが血を出しながら
産まなくてはならないことをしったから。

小学校高学年の頃はエリートでなくてはいけないプレッシャーに押しつぶされそうで、

もし自分の子供がいたらスパルタ教育しちゃうんだろうなあ~って思ったら、かわい
そうで、子供を持つ気がさらに失せた。

高校の時も全然子供が欲しくないと周囲にいっていたら、「そういう人に限って
19歳くらいで、できちゃった結婚するんだよ」とからかわれたが、とうの昔に
19歳は超えた。

子供がどれくらい欲しくないかっていうと、夢に出てうなされるくらい。
一度妊娠した夢を見て、夢の中で恐怖で顔がひきつった。
だから子供ができて幸せ~っていう人の気持ちがまったく分からない。

私は機能不全家族に育ったから、自分と同じ不幸を子供にしょいこませたく
ない気持ちがあるし、単に痛みが嫌いだから、ママ友という閉塞した環境が嫌い
だから、子供が欲しくないのかも知れない。

それにしても、私以上に子供が欲しくないと主張している人に出会ったことはない。
だって小学校2年生だもん。筋金入り。

それくらいちっさいころから、自分って望まれて生まれてきたんじゃないんだって
どこかで感じていたんだろう。
親が欲しかったのは、子供がいるという状態、世間からズレがない子持ちという状態。
けして私が欲しかった訳じゃない。

だから親は、事ある毎に私のことを傷つけてきた。
容姿がダメ、教養がダメ、振る舞いがダメ。
ダメダメ尽くし。いっそのこと死にたかったよ。

子供を持ちたくない人には様々な理由があると思う。
けれどまだまだ世間は結婚==子供 という絵柄を持っている。

私たち機能不全家族出身者は、とっても心が傷ついているんです。
そして、その不幸を未来に持ち越したくないんです。
どうかそのままそっとしておいてください。