女性がたくさんしゃべるワケ

専業主婦は、外に出る機会が少ないせいか、夫が帰ってくると、まあよくしゃべる
しゃべる。うわさ話から、困ったことまで、ありとあらゆる事を夫にぶつける。
夫からしたら、そんなの知らんがなー、要点だけ述べて という気持ちになるだろう。

では、なぜ妻はそんなにもしゃべるのか 私もそのような傾向があったので
知りたいと思った。

以前「女性は同意を前提とした会話をする」という記事を書いた。

同意が必要なワケは、子供の確認欲求と同じメカニズムだ。
子供は自己ができあがっていないので、身近な存在に、子供はかけがえのない
存在であり、価値があり、大切なのだと保証してくれる言葉を求める。
(子どもを生きれば大人になれる クラウディア・ブラック著)
子供は保証されて初めて、安心できる。
女性も安心を求めて、夫にかくかくしかじかなのと話しかけている。

男性は、確認欲求を外の世界(仕事に対する評価)で満たすため、家庭内に自分を
確認する手段を求めない。
だからずっとテレビを黙ってみていても、心理的問題がない。

ところが、アダルトチルドレンを脱しつつある私(女性)は、確認欲求が薄くなった。
以前は、Sさんに「聞いて~」といっぱい自分にあった出来事や考えを話していた。
しかしこのしゃべりかけの目的である「私のことを分かって欲しい」が達成できない
のを知って、バカバカしくて止めた。

ということは、女性でもやろうと思えば、男性的に物事を伝えたり、家庭内会話を
まとめられるってことだろうか。
ただし、女性のごく少数に限られそうだなあ。

比較的男性の言い分も理解できる私であっても、この境地にたどり着くには
相当の苦しみがあったし。
わかりあうことを諦めるって、女性としては結構辛いのよね。

男性が定年退職したら、妻から三行半を突きつけられる原因の何割かは
男性の女性の心理的安定に関する乏しさだと思う。
妻は
「私(妻)の気持ちも共感できねぇ、金ももってこねぇ、だったら夫はじゃまでしょ」
って思っているよ。

夫婦円満のコツに、妻の話が退屈でも聞いているフリだけはしておけっていうのが
ある。要は女性の特徴を捉えて、対策しろってこと。
会社で問題定義、仮説作成、実験、修正を繰り返すように、家庭でもそうしとけって
こと。
結局心休まる場所なんてないのかもね。

独身でいたい男性が増えるのも無理有りません。
死ぬまでキッチリ自分の世話ができるなら、独身という選択も悪くないと思います。