「贈る言葉」から学ぶ

海援隊の贈る言葉という歌をご存知の方は多いと思います。
私も1番と2番の歌詞を覚えています。
昨日パレンと散歩中に口ずさんでいました。

この歌は恋人と別れてしまう内容です。
現代は昔より自由に恋愛をする風潮があり、出会いと別れは過去の何倍にも
なりました。
恋愛の目的も、単純に恋と呼べるものから、依存という危険なものまで千差万別です。
昔に比べるとお手軽になった恋愛を思い返してみて、別れるときに言葉を贈ろうと
思うほど、相手を愛しただろうかと自分の恋愛を疑問視してしまいます。

この歌詞は、自分に、そして相手に直球ストレートです。
感情は出したほうがいい、やりきってから傷ついたほうがいい。
人間は本気で生きたほうが強いと思います。
表面的に要領よく、かっこよく生きたとしても、心に何が残るでしょう?

恋愛は自分と相手とかけひきなしに向き合うことです。
そうやって一生懸命やりとりした先に、別れがあるのなら、納得できる。
懸命さと正直さはなによりも人の心を打ち、強さを与える。

震災で心がすさんだ今だからこそ、この歌を口ずさんで、生きることの意味と
生きる方向を見直すことが大切だと思いました。