実家(母親)の変なルール

アダルトチルドレンの思いこみフィルターが取れつつある自分。
母親の言ったことをふっと思い出してみると、なんだかヘンだなと思う節があったので
メモ。

 「家族なんだから、分かってくれるはず」

「家族なんだから、私(母親)の都合で予定を勝手に変更してもよい」

どうも彼女の頭の中では 家族==自分 となってしまっているらしい。
だから説明なくめちゃくちゃな態度に出たりする。
それでも彼女の頭の中は、私が納得していることは家族も納得していることに
なっているので、なんら違和感はない。

どんだけ相手と一体化してるんですか?!

彼女が事ある毎に「子供命」と言ってたのが分かる気がする。
子供だけが自分が唯一勝手に振り回して良い相手なのだから、その相手を失う
ことは、周囲全てに気を遣わなくてはならないことを意味しているのだから。

何度彼女に「自分の人生を生きてください」といったところで、「他人に尽くすことが
生き甲斐なの」といってきかない。
別に尽くすだけならいいけど、御礼を要求されたり、恩着せがましくされるのだから
こっちの被害も考えてくれと思うが、相手の考えは全く理解できないらしい。

彼女は、彼女の母が亡くなったとき、死にたかったんだそうな。
彼女は彼女の母と一心同体だった。
まさに彼女が娘(私)と作り上げようとしている理想郷は、その昔彼女の母と築いていた
彼女なりの平和な世界だったのだ。
父親はそれをみて、「いい加減に母親が亡くなったことから立ち直れ」と思っている。
ちなみに祖母が亡くなったのは20年くらい前。

私には彼女がいまだに描き続けている理想郷に同感できない。
親のために結婚する人が減って、恋愛結婚が増えた現代、たとえ子供であっても
個の主張はあって当然になったのだ。
時代は変わり、価値観も変わり、人間はより精神的に成熟した。
もう村社会は終わりを告げようとしている。
なのに、そこにいつまでも留まって、かたくなに変化を拒んでいる彼女。

私は彼女の年齢になっても、もっと頭を柔らかく保っていたいと思う。