家制度が重視されたから結婚できた昔

発言小町のトピック「結婚できないから結婚しないは許されないの?」という
お題に興味を持った。

考えてみれば、結婚率がほぼ100%だった時代、結婚とは親が相手を見繕って

一度会ったら結婚とか、家柄を基準に男性が結婚を申し込んだら、成立 とか
双方の意思はまったく関係ないところで、結婚が決まっていた。

まるで”両親”や”家柄”がチェスプレイヤーとなって、男女というチェスを自在に操り、
結婚決定、即ち「チェックメイト」といっているみたい。
人は人権を有する存在ではなく、家や血の継承のためのたんなる道具だった時代
なんですね。

そんな時代は終焉を向かえ、チェスの駒だった男女は意思をもつようになりました。
もしチェスをしようとして、駒が「オレ、そっち行きたくない」と意見を言い始めれば
当然ゲームは終了しません。
ですから、ゲーム時間が長くなって、終了時間が延びるのです。

それを周りの人間が、昔のように早めにゲーム終了させようとするのは、当人の意志
の否定です。

トピックの主は、特に結婚にこだわっていないのに、周りにやいのやいの言われて
ちょっとお疲れのようです。
周囲の皆さんも、チェスゲームのような結婚は終わったのですから、温かく
本人の行く末を見つめてあげましょうよ。
それがやさしさっちゅーもんです。