アダルトチルドレンの掲示板より

40代の女性です。

最近のテレビドラマでは、様々な家族が描かれています。

息子を徹底的に傷つけ、息子が傷ついている顔を見て最高に嬉しそうな顔をする父親。
自分なりに娘を愛しているのだけれど、要するに自分というものを持っていないために、コロコロとその場で意見が変わり、何気ない言葉で娘を傷つけてしまう母親。
それらを見ていると思わず
「何で私の両親のことを知っているの!?」
と言いたくなってしまいます。
それぐらい、そういう親が多いということなのでしょうか。
KOMAさんが話題にされていたドラマ『夜行観覧車』は私も観ています。
鈴木京香さんが演じる母親は、一見、大らかで娘を優しく愛しています。
でも、悪気がないけれど何気ない言葉で娘を傷つけてしまいます。
多分、この母親自身が“自分の意思”というものを持っていなくて、都合が良いことも悪いことも全て娘にかこつけてしまうところがあるせいではないかと思います。
家を建てたいのも、私立中学に娘をやりたいのも本当は自分なのですが“娘のため”と言います。
見るからに教育ママというわけでも、礼儀作法に厳しいわけでもなく、一見は優しくて大らかな母親だからこそ難しい面があるように思います。
私の母も、大らかで物分かりの良い母親・奥さんと思われるタイプなので私はつらいと感じる時があります。

(紅葉さん)
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はじめまして、紅葉さん。掲示板に入力された内容を読みました。

ドラマで描かれているような明らかに児童虐待というわけではない家族、でも気持ちが通じていない、取り繕うことに気が向いている親はいます。
そのような養育環境は当たり前として今まで受け入れられてきたがために、子供は耐えるしかありませんでした。

でも「やさしい虐待」とか「きれいな虐待」、機能不全家族、愛着障害など数々の定義が世の中に出るようになって、「あれっ、私が感じていたあの違和感はやっぱりなにか問題を含んでいたのだ」と改めて考えられるようになってきました。
知識が広がり、多くの人に共有されるようになってきたのです。

そうやって自らの過去を振り返ると、「可哀想だな~」とか「もっと早く分かっていたら、苦しい所に留まっていなかったのに・・・」と思ってしまいます。
それだけではなく、今も続く同じ問題が、頭の固くなった親によりさらにパワーアップして、子供にのしかかってくる。
重苦しいですね。

しかし親のことは、どうしようもありません。
間違えた思考のままつっぱしるも、改心するも親本人次第。
だから変えられる自分の思考だけ、なんとかしようともがいてみる でいいのです。

たまに訪れる「娘のため」という言葉に、頭が重くなることもあるでしょう。
でも今は親から独立し、生きていく術を手に入れたのです。
逃げようと思えば逃げられるのです。
それだけは強くなったのですから、どうぞ親から離れて自分の傷の手当てに注力してください。

私は最近、非言語治療に興味があります。
前はあほらしいと思っていた”絵を描く”とか”一人ジェスチャー”など、やってみると何とも言えない未経験の感覚が自分に舞い降ります。
頭でカッチンコッチンに考えていたのとはひと味違う”解る”感じ。
心には、頭の持つインテリジェンスを超える、温もりとセンスがあります。
ブログには心にアプローチした感覚も順次書いていきますので、ご覧になって下さい。

「苦しみを乗り越えた者だけが手に出来る輝きがある」と岡田尊司氏がおっしゃっています。
つらさを輝きに変えられる日が来ると信じてみましょう。

ACで同じように感じていらっしゃる方は、是非コメント下さい。
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