全てを満たす相手がいないから婚活で迷う

結婚相手を見つけた人と見つけられない人の差は、自分で取捨選択できるかどうかによるという記事を以前書きました。

人は十人十色なので、みなさんが抱く理想の人というのはほぼいません。


イケメンで、学歴も高く、大手企業で、スポーツマン、でも食べるときに音を立てる
やさしそうな面持ち、大事にしてくれる、そこそこ大手企業、でも内臓疾患がある
ちゃめっ気があって、年収は低いけど一生懸命働いている、でも浮気性
会社経営者、自信も包容力もある、けどギャンブラー
理系で手堅い職業、私に一途、でも超受身

見た目、学歴、社会ステータス、趣味、自分への愛情、積極性、マナーなど挙げればきりがないほど、”普通”と評される要素はあります。
しかし、人間どこかクセのように欠けているところがあって、欠けた部分を丸ごと私がフォローするわよ!という気持ちがなければ、”普通じゃない欠点”ばかりに気を取られてしまいます。

ものすごく酷な言い方をすると
身体のどこかが壊疽するとして、その部位を選ぶとしたら、手なのか足なのか腹なのか、どれを選びます?みたいになっているのです。
結局どこかに痛みを抱えなくてはいけないのですが、それを「どこ!」と決断できない人が、「もっといい治療法があるんじゃないか!」と闇雲に求めてさまよっているのが、婚活漂流人。
痛くても自分で切り捨てる部位を選ばないといけないのです。
それだけ現実というのは厳しいのです。

でも、切り捨てるのは1個か2個です。
全部諦める必要はない。
自分にとって譲れないことは、なにがなんでも死守せねばなりません。
そこまで譲ってしまうと、自分のプライドがズタズタになります。

どの欠点も気になると言えば気になる。
他の人からみれば、そんな欠点を持つ人を選ぶことが信じられないかもしれない。
でも当人にとってみれば目をつぶれる範囲だったのです。
それでいいじゃないですか。

結婚式で相手をお披露目したときに、身内にブサイクと言われるかもしれない、勤め先にいちゃもんがつくかもしれない、おどおどとした態度に「大丈夫?」という声がかかるかもしれない。
でも自分で信じれば、それで全てよしなのです。
自分が選んだ相手は、自分の納得が全てなのです。

リスク回避したくなる気持ちは誰もが持ちます。
でも、そのリスクをリスクとして花開かせるか、蕾のまま留めて枯れさせるかはコチラ次第。
だから自分が相手の何をカバーできるかを考えてお相手を選ぶといいと思います。

既婚者の私は全然パーフェクトでもなんでもない人を選びましたが、これでよかったと納得しています。
(あっ、ちなみに私がNGなのは、喫煙者・子供希望の人・ギャンブルする人です。たぶん他の人にとってはかなりどうでもいい要素もあると思います)