パーソナリティの問題を放置するとこうなる

気付けば孤独…友達が激減するアラサー女子の共通点 (女子SPA)

友達をやめた理由 (発言小町)
に目を通しながら、パーソナリティの歪みを理解し、治していかないとこうなるんだな~としみじみ思った。

我々は意識しなくても、この例のような女性達の振る舞いをしてしまうことがある。

いつまでもダメンズを断ち切れずにいたり、日記のような一方的なメールを出したり。
やっているときは、相手に嫌な思いをさせているなんて露とも思わず、”一生懸命生きて何が悪いの?”ぐらいの気持ちでいる。

しかし現実として友人は離れていくわけで…
やっぱしそこは、相手を不快にさせているのです。
かといって、<○○をしないように自制する>が答えではありません。
自然と不快にさせる行為をしなくなることこそが、無理せず人付き合いを長続きさせるコツです。そのためにまず【現状】をよく知ることです。

では先の例をちょっくら分析してみましょう。

【いつまでもダメ恋愛から抜けられないC子さんのケース】
[概要]
好きという気持ちにかまけて消耗するだけの不倫を継続しているC子さん。
しかしたまに終わりのない不安に押しつぶされそうになり友人に相談をしている。
いつまでも不毛な恋愛から抜けないC子さんに友人はうんざり。

[パーソナリティ]
好きという気持ちに傾倒しすぎ→『依存性パーソナリティ』
自分の愛されたい人(両親)から十分な愛情を受けられずに育ったであろうC子は、落ち着いた雰囲気のある上司に両親の面影を求めている。
また上司からも「君がいないとボクはどうにかなりそうだ」といった甘く依存的な言葉を言われ、”自分がいないとこの人は生きていけない”と自分の存在意義を強く感じ、薬中毒になったかのように、その甘い罠から抜けられずにいる。
一方で、男性が妻子の元に返っていくという現実が受け入れられず、友人に寂しさをまぎらわすための役割を期待している。

【一方的なメールを送ってくるA子さんのケース】
[概要]
興味のあるものを写真にとってメールに添付し、自己中心的な一言を添えてくるA子さん。
受け取った側は「で?」となり、メール受信を疎ましく感じている。

[パーソナリティ]
受け取る側の気持ちを無視した一方的な考え→『自己愛性パーソナリティ』
常に自分が感じていることを相手も感じるはずだと思いこみ、感情の押しつけをしてくる。
相手が同じように感じないと、「冷たい人ね」と相手を批判する。
傷つくことに非常に敏感で、相手が自分を受け入れないことが許せない。
このケースは自己愛性パーソナリティ障害というまで酷くはないが、他者を無視した行為は他者を遠ざける結果となる。
承認・賞賛を求めるこの手のパーソナリティからすると、かなり堪える未来が待っている。

自らのパーソナリティを把握し、それを克服する形でアプローチしなければ、いつまで経っても事態は改善せず、体力・知力・財力が衰える老年期にクリティカルな形で降りかかってくる。
中年期を過ぎて友人が少なくなるのは、各々が置かれた環境の多様性以外にパーソナリティによる歪みが正されないまま加速するが故である。

然るに、パーソナリティの放置は、かようなほど人生を蝕むのである。