大手だから既存だからと信じてはいけない

ホテルの景品表示法違反のニュース、まだまだ尾を引いています。
暗黙知で偽装表示・誤表示してたけど、これを期に公表しまえば他のホテル発表に紛れ込んで目立たないだろう感がものすっごぃです。

私は賃貸借契約で偽の情報を渡されて契約させられましたが、これもまったく同じ構造。

もし賃貸借契約の業界の暗黙知が取り上げられれば、手のひらを返したかのように今まで商習慣と詠っていた数々の不文律を訂正することでしょう。

どこかで糾弾されなければ、人は間違いに気づいていなくても正されないのです。
つまりは、我々は相当に疑って企業と契約しなくてはならない。
世の中は信用する世界から、疑って確認して信用する世界へシフトしているのです。

だからかもしれませんが、私は最近モノを買うことに億劫さを感じるようになりました。
どの企業が最終的に信用するに値するかよく分からないのです。
買うときは、露とも疑ってなかったものが、買った後契約内容がめちゃくちゃ、表示がデタラメ、健康を害する物質が入っている、怪我をさせられるなどの弊害を生んでいる。
おいそれと怖くてモノは買えません。

同じように感じている人々が自給自足を試みた生活を送り始め、農業が流行っているのかもしれません。
規模が小さい正直な会社、知っている会社からモノを買おうとするのかもしれません。

豊かさというのはモノが溢れていることではなく、信用できる人と信用を積み重ねながら生きていくことです。
人を欺いて自分だけ利益を得ようとすることではない。
でも何故か人は他人を欺いてでも一歩上の世界を目指そうとする。儲けよう・勝とうとする。
そんなんで幸せなんでしょうか?