同じ「私」から始まる言葉であっても

「私の話を聞いて!」
「私って○○なとこあるから~」
「私の気持ちわかるでしょ?」

このような話し方をされると、”我の強い人だなぁ”と感じる。

「私は○○します」
「それは私の責任です」
「私の配慮不足でした」

という話し方をされると、”謙虚で責任感が強いなぁ”と感じる。

同じ「私」の話だけど、周りに「私」をドンドンドーンと押しつける姿勢と、周りから「私」が引き受ける姿勢。その姿勢によって与える印象は180度変わる。

おもしろいのは、前者の我を押しつけるタイプの方が、自分の芯がなくて、後者の引き受ける方が、芯があるということ。
芯がある方が、柔軟性が高く、けれども相手が度を超えた要求をしたときは、我のあるタイプの何倍も厳しくはねのける。

弱い犬ほどよく吠える、は人間にも言えることです。
ウルサイ人ほど、芯がなく心の中が弱い。