「アイツは不幸になって当然!」と思う黒感情

自分の中に何度も浮かんでは消え、浮かんでは消えする黒い感情。
ある特定の人を思い浮かべて、「アイツは不幸になって当然!」と思う。
それも、以前はそいつの友達ヅラしていた自分。なんて繕い上手なんだ(自虐)。

ただ、多かれ少なかれ人というのは良い感情も悪い感情も抱くものです。

黒い感情→なにも蓋することあるまい。

さて、なにゆえに相手の不幸を望むのか。
それは、そいつが私を貶め、嫌な気分にさせたから。
接した人間が私だから、ではなく、誰であっても貶め、自らが上に行かないと気が済まない人というのは、おおよそ周りから嫌われる。
欠点のない人なんて世の中にはいない。だから貶めようと思えばいくらでも可能。
じゃあ、人の長所を見るのか、短所を見るのか、それは心模様次第。

人が好きで、人をフラットに見られる人というのは、相手の欠点を必死に探して掘り起こすなんてことはしない。
むしろ、長所を褒め、短所はズバっというより「○○についてはどう思う?」と示唆に留める。

人が嫌いで、自分に自信がない人というのは、とかく相手の悪いところをピックアップして、心の底では(私はそこまで落ち目じゃないけどね~)とせせら笑う。
口を突いて出る言葉は、短所の指摘か、上から目線のアドバイス。



人間というのは、相手が私を意地悪く見れば、私も相手を意地悪く見る性質がある。
ということはつまり、相手が私を「コイツは幸せになんかなれねぇ」と思っているからこそ、私も「アイツは不幸になって当然!」と返してしまいたくなるのだ。

それでも私自身、人の長所を積極的に見て、ハッピーオーラをまとうなんて出来ない。「オマエなんて幸せになれない」と思われ、不幸の渦中にいる自分が心地よかったりもする。
でも、もうすこし人をフラットに見られるようになったときには、不幸よりは、ちょっと薄い不幸にシフトできるのかも。

そんなゆっくりな一歩でも前に進めると幸いデス。