婚活で高望みをするのは、法外な利息を払う銀行を探すのと同じ

人は自分だけは得をしたい、いい思いをしたい、そして出来る!と思い込むフィルターが(自動的に)かかっている。

目の前に「このレベルですよー」という現実が見えていても、目もくれず雲の上の世界を見つめてる。
見つめ続けても、他人が雲の上に行った話を聞いても、自分は相変わらず地上生活。

婚活で身の程をわきまえず、いつまでも成果の出せない人ほど、雲の上の世界を見ている。そして、たまーに雲の上の世界がチラッと見えると、そこばかりを凝視して、結果踊らされる。

これは金利1%の預金ができる銀行を、今の日本で探そうとしているのと同じ。

国内のどこにも利子を1%もつけるところなんてない。
偶然1%の利息がつけられるという話が舞い込んできたら、結果詐欺でしたーといって「元金さえも戻らず」がオチ。

お金持ちで、お金に関する知識が豊富で、お金を増やす人脈を持つ人ならば、海外の利息のよい銀行に預けられるかもしれないし、世界経済の動向に合わせて通貨の売り買いで儲けられるかもしれない。けれど、それはお金を豊かにもつ人の話。
お金に関する身の程が「庶民」な人には、そんなおいしい利息などありえない。

《ありえない》ということを銀行だと即座に判断できるのに、こと自分の魅力だと判断できないのはなぜだろう?
自分には可能性があるから?未来があるから?⇒ホンマでっか?
疑ってみたほうがいい。

数値化出来ないものは、甘く見積もりがち、イヤ、見積もりさえもしてない。
見積もらないから、厳しさが見えない。
厳しさに気づかないから、適切な戦略を練ることができない。

「オレ、将来ビッグになるぜ!!」
これに似たような言葉を、婚活の場でたびたび耳にする。
もう少し頭を使って、自分を見つめた方がいいとおもうけどなぁ。