世の中には、されると「なんだかな~」と感じる質問があります。
「彼氏いるの?」
「なんでその年まで独身?」
「(女性に対して)あなた何歳?」
「年収は?」
「どこの会社に勤めてるの?」
質問者のどす黒く渦巻いた狡猾さが透いて見えます。
ただ我々はそのどす黒さに対する盾を持っていない。
だから素直に答えるか、お茶を濁すのです。
ただ元をたどれば、どす黒い何かが原因なのですから、どす黒さを突いてやればこちらはダメージを受けません。
「彼氏いるの?」に対しては
(対男性)「それって私に気があるって事ですか?」
(対女性)「それって私が男性にモテなさそうって意味ですか?」
「なんでその年まで独身?」に対しては
「独身者に偏見をお持ち?」や「自分は既婚者だから優越感に浸りたい?」
「あなたは何歳?」に対しては
「相手の年齢によって態度を変えるんですか?」や「自分が相手より若いかを確かめたい?」
「年収は?」に対しては
「人を稼いでくるお金で判断するタイプなんですね」や「自分より年収が上か下かで差別するタイプ?」
「どこの会社に勤めているの?」に対しては
「勤め先によって、態度を変えるつもりでも?」
と返してみればいいのです。
質問者は無意識ながらイジワルな気持ちを持っていて、その気持ちに気がつかずに「知りたいことを知って何が悪い」といった勢いで質問しているのだから、こっちもそれに相応しい返しをすればいいのです。
当人に「オマエの(イジワルな)価値観はコレだからな!!」と分かるように反撃することで、相手は自身により攻撃を食らうこととなり、もはやこちらの答えを得る意識など遙か彼方に飛んでいくのです。
攻撃は正面から受けるのではなく、その力を利用して反撃する。
こういうところは合気道の精神と通じるように感じます。(やったことないけど)