人の話を聞けない人は貧相な人生が待っている

ある人が「助けて!」といいました。
心優しい人が「じゃあ、助けてあげよう。どうすればいいんだ?」
と、問うと、ある人はごちゃごちゃと難しい事情を説明しはじめました。
心優しい人は話を聞くうちに、面倒なことだなと感じました。
でも、心優しい人は気を取り直して、「こういった解決方法なんてどうかな?」
と返すと、ある人はまたまた御託を並べます。
こんどは心優しい人もうんざりして、「じゃあ、他の人に助けてもらったらいいよ。さよなら~」と去って行きました。

こういったやりとりを見たことはないだろうか?

心優しい人がどれだけある人の話を聞いてあげようと努力しても、ある人は心優しい人の話を聞こうとしない。ただ自分がどれだけ困っているかを伝えるのみ。
そうこうしているうちに助けの糸はプツンと切れてしまう。

客観的に見たらある人が相手の話を聞かないのが原因なのだが、渦中にあるとそれに気づけず、同じ間違いを何度も繰り返して、人脈貧乏になる。

応援したくなる人と応援したくない人の2種類があるとすれば、後者は間違いなく援助の手をさしのべようとしている人の話を聞かないタイプだろう。
人の話を聞くという、単にこれだけのことが出来ないだけで人生はとてつもなく貧相なものになる。

いつの時代も、人生を豊かにするにはまず聞くことから。