「付き合う人」の選び方、疲れる相手と安らげる相手の違いを見抜け!

久しぶりに友達と会って気分転換できたと思いきや、解散した途端どっと疲れが出た経験、ありませんか?
一方、たまたま道端で会って、ちょこっとお話しただけなのに、元気をもらった、ということがある。

同じ「人と会う」であってもこれほどの違いがあります。一体どんな人と付き合ってけばいいのでしょう。



今回の記事は「付き合う人の選び方」について、です。

自分にとって安らぐ相手とは?

ほとんどの人は、誰かを前にすると自分に意識が向きます。「なんかしゃべらなきゃ」と思って、サービスのつもりで自分に起こったちょっと珍しい出来事を話しはじめる。
「この前○○に行ったら、××なことがあってね…」。
でも聞かされた自分は興味が無い。こんな時でも、話し手の気持ちを汲み取って、「へぇ~、そんなことあったんですね!」と興味ありそげに返事します。

これ、よくある接待の場面じゃないですか。社長を持ち上げる業者みたいになってしまっている。だからヨイショ役には解散した途端にどっと疲れが出る。


だけどごくまれに、誰かを前にすると相手に意識を向ける人がいます。まずは相手を観察、そして相手の関心のありそうな方へ話を振る。
「その○○どうしたんですか?センスが良いですね。」
○○が関心事とマッチしていれば、相手は自分のいいと思ったものを認められたと喜びます。

これ、趣味の合う友達との意気投合の場面にそっくり。自分を丸ごと受け止めてくれる人との出会い。つかの間の交わりであっても、心の中が満たされます。


このように自分が相手に合わせなきゃいけないのと、自分の関心事を受け止めてくれるのと、どっちが安らぐかと言えばいわずもがなですよね。

人付き合いに接待役は不要

安らげない相手と一緒にいるのは、苦痛です。もし会う人会う人すべてを接待しなくてはならないポジションに置かれてしまったら、人嫌いになってしまうでしょう。
人付き合いそのものを諦めてしまうかもしれない。

実際子育ての終わった50過ぎの女性が「友達がいない」や「一緒に出かける友達が欲しい」といった内容を盛んに書き込んでいます。子育てや家族のことでいっぱいいっぱいだった時期を経て、接待役に見切りをつけ、人付き合いを絶やしてしまったからなのでしょう。

接待のような無理のある付き合いは、必要性がなければ続きません。つまり今、人とのつながりがなくても満足いってるのなら、そのまま人付き合いなしで突っ走るのも一つの手だと思います。

ただ人とはもろいもの。困ったことがあるとき誰も頼れないと本当に心細い。もし人付き合いを再開したいのなら、誤った付き合い方にならないように一つだけ守りましょう。
接待ポジションは卒業する

付き合う人を選ぶのです。いつも相手に意識を向けていられる人と付き合うのです。そして自分も思ったことを口にするのではなくて、相手が関心を抱いていそうなことを話題にする。すると、お互いが「思いやる」状態となり、接待役がいらなくなります。

相手は自分の鑑

ただ相手に意識を向けていられる人と出会っても、懇意になれるとは限りません。彼らはなんといっても人気者です。入り込む隙がない。
そんな彼らにも「自分に意識を向けてもらいたい」という気持ちはあります。いくら人気が出ても、関心を払ってもらわなければなんだか空しい。そこであなたが相手の関心を突いたことを口にしたら、どうでしょう? きっと振り向いてくれます。


自分が相手に意識を向けられるほど大人になれていれば、かならず同じような大人とのつながりが生まれる。
やはり相手は自分を映す鑑です。

まとめ

  1. 人に会って疲れるときは、接待役をやらされてる
  2. 人に会って安らげるときは、自分は受け入れられている
  3. 大人になって人付きあいがないのならそれも一つの選択
  4. 人付き合いを再開するなら、接待役にはなってはいけない
  5. 自分が「相手に意識を向けていられる」ほどの大人になれていたら、安らげる大人とおつきあいできる