おつきあいすべきでない人の見つけ方

あまり人を排除する方向に物事を考えたくないのは分かるが、かといって誰とでも仲良くなり、あげく捨てられる人間関係は避けたい。

そこで、お付き合いするかしないか判断するための要素を一つご紹介する。
これさえ押さえておけば、人に使われたり、捨てられたりすることはない。

ズバリ、これがおつきあいに必要な要素だ!

まず結論から言う。
お付き合いするかしないか、の決め手は、相手の中に「他者の心の情景が浮かび上がっているかどうか」だ。

浮かび上がっていればお付き合いをする。
浮かび上がってなければお付き合いを避ける。

理由は、人と人をつなぐ「(お互いに)わかり合える」が実現できないからだ。
他者の心の中の情景が浮かび上がるような人物であれば、こちらのことをこちらの目から見てくれるので、「わかり合える」を実現できる。反対に、他者の心の情景が浮かび上がってこない人物であれば、ワケの分からぬ内輪話をしてきたり、人を使うだけ使って捨てる暴挙にでたりして、どこまでいっても「わかり合える」が実現できない。

実現できないものを追い求めるより、実現できる相手とお付き合いしましょう!というのが本主旨だ。

他者の情景が思い浮かばない人とのおつきあいの悲惨さ

あなたの知り合いに、なんど会っても、”なんだかなぁ…” 、”オレをバカにしてないか” と思わされる相手はいないだろうか。そういうとき、たいがい相手はこちらの心を見ていない。

じゃあ、何を見ているか。

自分の心だ。自分がこの場で気分が良いか、ストレスを発散できるか、利益を得られるか、そればっかり考えている。

そんな人と居ると、まるでこちらの存在は虫けら以下か?と思うような扱いを受ける。
たとえばこちらの話は一切聞かずにひたすらしゃべり続けるとか、あんたには出来ないよと上から目線で言ってくるとか。もっと酷いと、「ごちそうさせてあげてるんだから有り難いと思え」などと、荒唐無稽な感謝を要求したりする。

そんな奴といて、楽しいか?
私は、ぜーんぜん楽しくない。だからそもそもその人と一緒に居ること自体断る。

気の弱い人ほど目利きになれ

とはいっても、気の弱い人は断ること自体苦手かもしれない。

だからとにかく人に出会ったら、その人は「他者の心の情景が浮かび上がっているかどうか」という視点で見てみる。誰にでも愛想良くするのではなくて、きっちりと人は選ぶ。相手も嫌々な態度を出している人を無理矢理誘ったりはしないだろう。

私の雑感だと、「他者の心の情景が浮かび上がっている」人は20~50人に1人くらい。つまり、会えたらラッキー★、普通だと会えないくらいに思っておくといいかな、という感じだ。

年齢は関係ない。年を重ねた人でも自分が見てる情景ばかりに気を取られてる人もいれば、若くして他者の情景を見ることのできる人もいる。人付き合いは年齢云々ではなく、「他者の心の情景が浮かび上がっている」かどうかで決めよう。

求めるものは、求められてるもの

ここまでは、選ぶ側の視点から述べた。ここからは選ばれる側の視点に立ってみる。

あなたがこれは!と思った人物。その人物もこちらに「他者の心の情景が浮かび上がっている」ことを求めてくる。ということは、自分の情景を思い浮かべてくれている心地よさにいつまでも浸っては居られない。甘ったれて心地の良さに身を任せていると、遅かれ早かれ相手も嫌気がさして離れていってしまうことになる。

結局、付き合う相手に要求していることは、自分に課した条件でもある。
ということで、お付き合いする相手を選ぶよりも前に、自分がお付き合いされたい相手に成るべく「他者の心の情景が浮かび上がっている」状態まで鍛えるのが、お付き合いをするための最優先事項というオチなのである。

望むものは、まず自らが手に入れる。ガンバるのだ!!