都合のいい女にされてるアナタ、人じゃなくてモノ扱いされてるよ

急に電話がかかってきて「今から会えない?」と言われる、「家でまったりするのが好き」と毎回おうちデート、「割り切った関係が好き」と身体だけを求められる。

気づいてると思うけど、「都合のいい女」扱いされてますからね。

それでも寂しいから、一緒にいられるから、求めてくれるから、応えちゃうんですよね。心の隙間埋めるために。

ただ、それで幸せですか?
相手の本心を知って、ガックリせずにいられるんでしょうか?

誰の頭にもある、「要る/要らない」相手

付き合う人は、二つに分類されます。一つは、どうしても一緒にいたい相手、もう一つは、そこまでして一緒にいたいとは思わない相手。「都合のいい女」扱いされてるあなたは、キツいようですけど、そこまでして一緒にいたい、とは思われてません。

前もって約束を取り付けられることもなければ、会いたいがためにデートプランを練られることもない。求められてる役割は、ただの暇つぶし。

そうです。相手にとって、あなたはメインではなく、余白埋め。余白があったら呼ぶし、なかったら思い出しさえしない存在。

そんな相手をエゴイスティックだと思いますか?

そうかもしれません。けれど、相手のエゴを否定する権利は私達にありません。あるのは断る権利だけ。

その権利を行使するためにできることって、自己意識の変革なんです。

彼は私を求めてるなどという幻想は捨てて、自分はただの暇つぶしと認識しましょう。時間を作ってまで一緒にいたいとは思われてない相手だと心に深く刻んでみましょう。

いいの?モノなんだよ???

ただの暇つぶしってことは、あなたがどう思ってるかなんて、相手は気にしていません。

気にしているのは、「今、オレ、ヒマかな?」。存在するのは「オレ」オンリー。

オレの世界に、たまたまあなたが置いてあった、だから使ったれ!という感覚です。如何にモテ言葉で繕おうとも、しょせん対置物。どこかぞんざいさが漂います。人とモノじゃ、向き合い方が違います。

けれども残念なことに、あなたもそういった立場を甘受してしまっている。好きな時間に置物を使いたいオレと、置物としてでも傍において欲しいアナタ。両者の利害は見事一致。ある意味ではバランスが取れてると言えましょう。

かといってあなたが心から満足しているか、というと別です。モノ扱いされてると、「どうしてこんなに親密なのに、大切にしてくれないのか?」という不満が溜まります。どんなに心の底に沈めようとしても、「大切にされてない私」への不満は、なんどもなんども浮上してくるのですね。

いい加減、目を覚まそう

これほど、自分がモノ扱いされてる理由を考えたことありますか?

それは、つまらない人間だからです。彼が想定したことを、想定通りにこなすだけの、従順なロボットだからです。彼はあなたといても、意見すらいわないので、一人でいるような錯覚に陥ります。

置物と一緒にいても、心が一ミリも動かないのは、感覚的に分かりますよね?はっきり言って、つまらない。

だったらやるべきは、脱置物です。意見を持つ。それは反発することとは、違います。相手のことも考えた上で、自分の考えを言える人間になる、ということです。

大切な人になるためには

考えを言う中でもっとも歓迎される意見は、相手の意識にのぼっていない意識を言う、です。

たとえば
彼「オマエが遅れたから、○○に間に合わなかったじゃんよ…」と言ったとします。従順なロボットは、「ごめんなさい。こういう事情で…」と答えるでしょう。

このとき彼は謝って欲しいのでしょうか?事情を知りたいのでしょうか?

違いますよね。あなたが遅れたことにより生じた不満をどうにかしたいのです。

ですから「そうだよね。ちゃんと時間通りにくれば間に合ったもんね。ごめん。」と言う。間に合わなかった…という不満をちゃんと受け止めてあげる意見を言うと、彼の意識にのぼっていない意識を成仏させてあげられます。

このような応対ができるようになるまで、人付き合いを控えるべきです。なぜなら、あなたが傷ついてしまうから。とくに、身体を差し出してしまうようなもろさを抱えていると、とりかえしのつかないところまで行ってしまうことがあります。

そのとき責任をとるのは100%あなた。自業自得とはいえ、著しくあなたの幸福度を落としてしまうでしょう。それは同じ女性としてあまりに忍びない。

あなたを守れるのはあなただけなんです。どうか、脱物置して、人として立派に咲き誇ってください。