友達がいないのって、人間失格の烙印押されたような気がします。仲良くしている周囲を尻目に、自分には誰も寄ってこない、近づいたらあからさまに嫌な顔をされる。惨めだし、とても悲しい。
でもね、それが機能不全家族で育った私達アダルトチルドレンなんです。生まれつき独りぽっち決定なんです。
同じ命、同じ種なのに、腹立ちますね。いいですよ、腹立てましょう。だって、私達のせいじゃないんですもん。。。
あなたが人に好かれないのは必然
あなたの親はどんな親ですか?
おそらく自分勝手だし、やたら自己犠牲払うし、外面が良いんでしょう。そういう親って、子どものこと道具だと思っています。だから、自分の勝手につきあえよ、自己犠牲払ってやってるから恩返ししろよ、評判よくしてやってるんだから感謝&尊敬しろよって、じっとり迫ります。
道具として扱われた子どもは、「(自分を含めた)人間とは、誰かの欲望を満たすための道具である」とすり込まれます。だからこそ道具としてのすばらしさを基準に、友達を選びます。
その上から目線な態度は、周りの気分を悪くします。一緒にいると気分が悪くなる相手に、誰も近寄ろうとしません。かくして、あなたは独りぽっちへと追いやられるのです。
ある意味、セオリー通りの独りぽっち、ということになります。
好かれる・好かれないの決め手
この問題を解決するには、無理に友達を作ろうとするのではなく、元のセオリーを別のセオリーに入れ替えることを考えるのです。
人が集まってくる人物をよーく観察して、彼らはどんなセオリーの中にいるか見極めます。身近にそのような人物がいなければ、小説の中、ドラマの中に、そういった人を探します。
彼らには、ある特徴があります。「あなたはどうなんだ(どう思うんだ)?」という意見を求める瞬間、「あなたを信じている」と背中を押してくれる瞬間、「あなたに頼んでよかった」と感謝される瞬間、があるのです。
あなたには考える力があり、信ずるに十分な人で、あなたがいてくれて感謝しているーという尊重があることに気がつくでしょう。
これを手に入れられるかどうかが、分かれ目です。
あなたに出来ること
でもね、「あなたはどうなんだ?」って聞かれたこともないのに、人になんか聞けないでしょう?ヘタしたら、タイミングをミスって、怪訝な顔されて終わりです。
そうならないために、自分の中にもう一人の人物を立てて、自然と会話できるように、幾度も練習するんです。一人でやるので、恥ずかしくもなんともありません。
ノートに自分1と自分2を登場させて、自分1が話を切り出し、自分2の応答をあーでもない、こーでもない、と考えるだけですから。もし、やるのが難しければ、「心の流れ」のカウンセリングを受けてみましょう。
最初はとっても難しいです。50分かけて、1つ出来るか出来ないかくらい時間がかかります。悲しいかな、それだけ道具として使われること・使うことに慣れきってるんですね。
なんか、カウンセリングの宣伝みたいになっちゃいましたが…。それはさておき、人に好かれていないというのは、恥ずかしいことでもなんでもありません。たまたま機能不全家族の元へ産み落とされた運命だっただけ。大切なのは、運命のままに生きるのか、違う運命を掴むのか選ぶことです。
あなたの人生の舵はあなたが切ってください。堂々と、胸を張って生きていかれることを願います。