いい人、存在感のない人 に言及した文章の紹介

人の心が分からない人、どーも存在感が薄い人、いい人だけどモテない人。
なぜこんな人格が形成されてしまったのかを表現した文章を見つけた。

ダメダメ家族の目次録 人格(リンク切れ)

このメルマガ発行者によると、

1.赤ちゃんは適切な反応ができない親に育てられると
2.心理的に人間を感じる経験を持つことができず
3.他者を心理的に理解する能力に欠けた人間になる
らしい。

不適切な養育をする親をマネキンに喩え、マネキンに赤ちゃんが問いかけても
無反応なので、赤ちゃんは他者に分かってもらうという経験に欠けるといっている。
欠けている経験は、ありがたみも、感覚も分からないのだから、後天的に獲得しよう
としない。だからいつまでたっても、いい人どまり。

経験が欠けているとはどういう状態かというと、アイスクリームを食べたことのない
人に、「アイスクリームとは、冷たくて甘い食べ物ですよ」と教えたところで、感覚で
理解できない状態のこと。
アイスクリームを食べたことのない人間にアイスクリームを感覚として分からせる
ためには、食べる以外方法はない。

アイスクリームの経験の有無くらいなら、食べれば済むお話だ。
しかし心理的成長を得るべき時期に得られない場合、人間の脳が発達する
メカニズムをダイナミックに変化させない限り、経験そのものが感覚として
入ってこない。
感覚として入ってこない分かりやすい例が、アダルトチルドレン。
親に認めてもらう経験のない幼少期を過ごすと、大人になって実力で獲得したこと
であっても、「偶然だ」「周りがサポートしてくれたから」と、けして自分の力を認め
ようとしない。心に住みついた歪曲フィルターは、そう簡単にははがれないのだ。

心理的感覚の欠損や傷を治すのは容易ではない。

ダイナミックに変化させることはどういうことか?
そのヒントはベストハウスで紹介されていた坪倉優介さんの例がわかりやすいと
思う。
一度リセットされてしまった脳を再生するには、献身的な愛と本人の素質が必要だ。
言葉では簡単に「献身的な愛」と言っているが、これはなかなか大変だよ。
以前から理系男子はやめておけといっているのは、実の母であっても大変な
育てなおしを、他人である女性がするにはあまりに負担が重いから。

私は発行者が述べるように、ダメダメ家族がダメダメ家族を作り、世界が
ダメダメ人間で埋め尽くされるくらいなら、恋愛にたどり着けない人は、別の価値
(好きな世界を極める)で生きてもいいのではないだろうかと思う。

他者を心理的に感じることのできない人間は、人間を生産できても育てられない。
子孫を残すのは、心理的に成人として成長した人だけで良いだろう。
自然は、環境にマッチした者が生き残る世界なのだから。

私は自分の親をみて、ダメダメ人間がダメダメ子供を生産することが如何に罪なのか
、嫌と言うほど感じてきた。
ダメダメ子供である私が感じてきた 自分がいらない、生まれたくない、死んでしまえ
と思う世界は、生きやすい世界ではない。
私のような不幸な子が一人でも減らせるように、結婚に検定試験制度でもあった方が
いいんじゃないかと本気で思うくらいだ。

いい人、存在感のない人はそうなるだけの理由があったんです。
自分は他者からそう思われて嫌と思えば、自らの力で脱却することもできましょう。
しかし、大半は流されて姿勢を変えないのです。
でも、それはそれでいいんじゃないですか。
一人でいるのも選択肢の一つだと思います。