おやつをもらうとおやつを食べるの違い

公園でワンコにおやつをあげながら、ふと(おやつが自動的に与えられる機械
があったら、ワンコはそっちへいくのか?それとも人間からおやつをもらうほうが
いいのか?)と思った。

おやつはでてくるのだから機能だけなら、両方差はない。

私をワンコに置き換えて考えると、人間からもらうほうがええなぁ。
だって人間からもらうときは、話しかけてくれるし、場合によっては褒めてくれる。

人間の世界で考えると、冷蔵庫にケーキがいる場合、お母さんが切り分けて

皿に盛って、「おやつよー」と言ってくれる方が、だまって自分で冷蔵庫を開けて、
好きな量切りわけるより断然良い。

なんでやろう?
おやつという場を介して、言葉とは別に心理的対話があるからではないだろうか?

親がおやつを出すという行為には心理的に
1.親は子供がおやつを食べたいだろうと考えるやさしさがある
2.親は子供に合うおやつはなんだろうと考えている
3.子供がおいしそうに食べる顔を見て、親もうれしい
いう意味がある。
従って子供にとって、おやつをもらう時間は親の愛情に包まれた至福の時なのだ。

食卓を家族で囲むと食事がおいしく感じるとか、みんなでおいしい食べ物を
お腹いっぱい食べると、心と体が満たされるという理由と全く同じ。

食事はただの栄養補給ではなく、人と人の繋がりや、愛を感じる大切な時間。
ワンコも人間もきっと同じ。

本当は人は身体への栄養以上に、心への愛という栄養が必要かもしれませんね。