イケメンは捕獲するのが正しいのか?

世の中に一緒にいて相手を楽しませることの出来る人は稀少だ。
だからそういう人間と対になるには競争を勝ち抜く必然性が出てくる。

見た目が良くて、話を聞いてくれて、必要なときに手助けしてくれて、社会的地位
も確立している人->即ちイケメンを手にするには、何倍もの競争を勝ち抜かなきゃ
いかんように思う。

しか~し、頑張って捕獲しようとすればするほど浅ましさが全面に出てきやしないか?

結局イケメンを欲しがっている人は、たんに良い商品を買いたがっているに過ぎない。

自分の欲の為に、相手を利用しているだけ。
その粉臭さが、どこか醸し出されて、相手に察知されてしまう。

ちなみに私の知人が会社の同期の東大卒のにいちゃんと結婚したとき、「たくさんの
女の中から私は勝ち抜いたのよ!」のニオイをぷんぷんさせていたのをみて
私の心の中にザンネンの鐘が鳴った。旦那さんは純粋なので、妻のそんな思いは
つゆ知らずですが・・・。

賢いイケメンなら、そんな女性は願い下げだから、さよ~ならよろしく逃げていって
しまう。

つまりイケメンと釣り合いたいなら、同じくらい相手のことを思いやり、見た目にも気を
使える素敵な女性となる方がいい。
美人である必要はない。

世の中の男女は、互いによい商品を求めすぎだ。
それよりも自分の人生の伴侶として欠かせない会話する能力、労る能力をみては
どうだろうか?

考え方が洗練され、無駄をそぎ落とした結果、スペックなどという浅はかな単語を
使って人を差別化しようとする文化が生まれた。
しかし、昔あった泥臭さの中に、本当の人間のすばらしさが紛れ込んでいたので
はないだろうか?
人は正面から真剣にぶつかり合うことで、うわべではない真の姿が露わになる
ものでしょう。

そんなことも分からず、ハイスペック?の人と結婚したと喜んでいるようでは
その結婚は3年と持たないでしょう。
メッキは所詮、メッキです。