心理的圧迫

人生にそうあるわけじゃないけど、心理的に圧迫された状態が存在する。
例えば、奥さんにさんざんご主人が責められるとか、転職で圧迫面接受けるとか、
他にも母親から「貴方のためだから」と言われて子供が稽古をさせられるとか。

ちょっとそういう、一見すると「はい」としか答えようのない状態の時に、視点を
ズラして、発言者の主たる目的は何なのかを見破れば、意外と対策練ることが
可能かも。

最初に上げた奥さんにさんざん責められるのは、奥さんが「構って欲しい」

と思っているからであり、その気持ちを汲んで「悪かったよ。今度××しようね。」
と言えば、あっさりその場は収まる。

転職で圧迫面接を受けたときも、冷静さを失わず、面接官の本心はどこにあるのか
見抜けば、攻められた短所も長所としてアピールできることに気付く。

お母さんと子供は・・・力量の差がありすぎて、難しいか。
その母親の元に生まれたことを恨むしかないねぇ。

この本心を見抜く技術が身につけば、相手をあっという間にねじ伏せることが出来る。

例えば、学歴を自慢している鼻持ちならないヤツがいたとして、そいつの自慢を
封じ込めたいなあと思っていたら、
まず自慢したい心理の裏に隠れている本質を読む。
その本質とは、自信がない である。

学歴とは正確に言えば、過去の産物であって、今の自分の実力ではない。
今を誇らしく思う人は、自慢などと言う愚を実践したりはしない。
つまり現状の自身の実力に満足していない、または実力が評価されていない
ことを指している。

従って、その欠損部分、すなわち自信を巧妙に埋めてやればいいのだ。
「ほほぅ~、そんなに凄い学歴の人なら、この場で学歴の自慢話を聞かされる
のが苦手だなあと思っている人をおもんばかる程の頭の回転力をお持ちですね。」
彼は学歴が自慢なのだから、この言葉に従って、自慢話を止めざる得ないのだ。
自分で自分の首を絞めるように、話を持って行きさえすればいい。

もちろん、自慢話をやめたら「さすが、おもんばかることのできる人ですね」と
ヨイショしとけばいい。
相手はその程度の人間なのだ。
ここで反撃できるなら、なかなか骨のあるヤツ。
戦ってみるのもまた楽しい。

と、まあずいぶん頭の良いことを言ってみたけど、もちろん私も練習中。
頭を一度柔らかくして、どう切り返したら最も効率的か考えられるようになったら
自分を褒めてみようと思う。