せっかちな人間の心の内

私は、せっかちさんです。
問題が起こったら、放置することが出来ず、しゃきしゃき解決に向けての手だてを
立てていきます。
その性格のおかげで
問題解決能力、情報収集能力は磨かれました。
一方、情報不足による早とちりが発生したり、問題を忍耐強く考える力が育ち
ませんでした。

自分のせっかちぶりに、「うーん。もうちょっとゆっくり深く考えられんかね?」
と悩むこともあります。

そこで、せっかちさんの心の内を見ていきます。

問題が起こったとき、まず私の心に焦りが生じます。

「このままじゃ、マズい」
次に不安が襲います。
「きっと未来は悪くなる。」
だから不安をかき消すように、だぁーっと問題解決に向けての事象整理が
始めてしまいます。
結果、一定の解を見つけると、不安が安定に変わり、一息つけます。

この心理経過をたどるためには2つの条件があります。
①正確な状態把握をせずに、悪い面だけを見ること・膨らますこと
②事象に対し、100%良いか100%悪いの白黒思考を持つこと

人生にトラブルはつきものです。
でもトラブルは所詮トラブルに過ぎません。
なにも自分の命を脅かすほどのものではない。
ところが、必要以上に悪い状態と捉えることで、焦りが生まれ、冷静な対処が
できなくなります。
”事実”と”思ったこと”を区別する必要があります。
そして、負の事態に囚われて、いろんな可能性を見失い、極端な解に走る自分の
脆弱性を理解し、他の解の可能性を模索する忍耐力を身につける必要も
あります。

小さいときに、「早くしなさい!」「ちゃんとしなさい」と急かされた子供ほど、冷静な
対処能力に欠け、感情に突き動かされた表面解を出したがります。

なので養育による性格形成の面がありますが、その性格に至った原因を知ることで、
成人してから、修正することも可能だと思います。
まずは、事実を把握しましょう。(認知療法)
そして、柔軟に対応できるようになりましょう。(認証戦略)

具体的な方法は割愛しますが、せっかちさんも直すことの出来る性格の内です。