意外な価値観

私が自虐的に使った表現を、他者に「アリ」と認められた・・・。

私はSさんと結婚するのは「健康保険料や市民税を払えないから」と周りに漏らしていた。

ホンネは「愛する人と結婚したい。でも選択肢もないからしかたないかぁ。しかし人生ってこんなに彩りがないんか(ガクッ)」だった。
気持ち的には諫めだったし、後ろ向きだった。

ところが、

「私はそういう考え『あり』だな~」と言われて、内心「えぇ~っっっ?!」とビックリした。
未確認飛行物体にあったくらいの驚きだ。
そんな後ろ向きな理由を私以外が選択っ? と思ったが、よくよく聞いてみると、”あーそれもありかなぁ”と思えてきた。

条件は使い方次第なのかも知れない。
結婚したての私には、相手を愛し愛されて結婚する以外考えられなかった。
だからそうでない現状を自虐的に捉えていた。
でも私より数十才年上の人からすると、結婚の捉え方はまたひと味違う側面を持ち、私にとっての自虐がその人にとっての当然の選択に替わることさえありえるのだ。

人と話すと楽しい。
このような発見は他者がいるからこそ。

ちょっとだけ胸を張って、私の結婚理由を述べられそうな気がしてきた。
ありがとう、友人よ。