ダイエットを失敗するということ

発言小町で、『友人の結婚式が2ヶ月後に迫った。-10kg目指してがんばるぞ!』というトピックがあった。

トピ主が太った原因は、炭水化物摂取過多、そしてポテトチップスのドカ食いである。
そこで運動、野菜中心の食生活に切り替えようと試みた。
最初の3週間は目標通り1週間に1kgずつ減ったが、次第に食べられないことにストレスを感じポテトチップスのドカ食いが始まり、知らぬ間に体重はあれよあれよと元に戻って、今や計りに乗ることすら恐ろしいの領域に。

結局2ヶ月後、なんら変化のないまま友人の結婚式に参加されたのだそうです。

ここから分かることは、原因を探らぬまま世の中で有効とされている手段をてっとり早くとりいれても、継続は難しいということ。そして結果は出ないということ。

おそらくダイエットで挫折する人のほとんどは、自分が高カロリーな食べ物を口に運んでしまう理由を知らないまま、自らに我慢を強いるので我慢が限界に来るとそこで終わるという繰り返しをしているのではないでしょうか?

なぜ食べ物を口に運ぶのか?
これは私も私自身に問いかけることがよくあります。
なにかしら、心の隙間が埋められないとき、食べ物で満たそうとしている…そんな自分がいます。
家族に大切にされない、上司や同僚に恵まれない、才能が認められない、とにかく承認欲求が満たされないから、食べ物で埋め尽くそうとしているように思えます。

TVなどで人がダイエットに成功するのは、ダイエットをしていることに対し、適度な承認(たまにテレビカメラが来る トレーナーがつく )が与えられているからなのです。
承認が与えられれば、快感を感じ、さらなる承認を目指して一生懸命取り組む。
そのうち食事の取り方・運動の習慣が自分の中に根付き、知らない間に健康的な身体を手に入れる。
これがダイエット成功への王道です。

いつだったか、旦那様が奥様に「今日もきれいだね」と毎日話しかけるとスタイル抜群なままでいてくれるという話が放送されていました。
これこそがまさに、承認欲求を満たしながら健康的に毎日を送る秘訣なのだと思います。

私たちはすぐに「あれダメ。これダメ。」とダメだしばかりをします。
すると脳は萎縮し、何も出来ないがんじがらめの自分を作る。
でも弛緩もしたい、だから食べ物を食べて快楽を味わうのです。
運動もシンドイ、カロリー制限も辛い、そんで日常生活もダメ出し喰らうじゃ、そりゃダイエットは続きません。
何か一つ自分を認める行為をすることで、ドカ食いを防ぎ、健康的な身体を手に入れるのではないだろうかと私は思うのです。