完全に独りだということ

どんなに苦しくても、助けて欲しくても、独りぽっちでどうしようもないときがある。
都合良くお助けマンがやってきて、慰めてくれるわけもなく…、ただ独り孤独の前に立たざるを得ない。

血のつながりがある家族が生きていても、配偶者と名のつく人が戸籍にいても、友人という関係性があったとしても、本当に困ったこと・助けて欲しいことは案外口には出せないし、もし出したとしても自分が欲するような反応は得られない。

つまり自分とは、この世の中にぽつんと放り投げられただけの存在である。
泣いてもわめいても足掻いても叩いても、独りぽっちである。
だから文を書く。
それ以外救われる道がないから。
文を書いて我が身を慰める。
それが唯一自分が受け入れられる方法だから。

苦しくても逃げることの出来ない孤独。
安易に助けを求めても利用される現実。
泣き言を言えば批難される社会。

誰にも理解られることのない、完全にダークな世界の底で自分は一体何を見つけられるのだろう?
それを見つけない限り、私は完全な孤独の住人にはなれない。

人間は皆一人。
そんな当たり前のことが、成人にもなって尚、心から理解できないのです。
自分は弱い人間です。