流れを妨げない

人の話を聞いているとき、ついついやってしまいがちなこと。
-流れを妨げる-
自分という価値観の流れを相手の流れにぶつけてしまう。

流れに沿って話を聞く。これは言ってみれば流れを加速する促進剤として自分を置くということ。

これは迎合することとは違う。
迎合は促進剤ではなく、無害の水。
流れを妨げないけど、あってもなくても同じ存在。

促進剤かただの水か、これは一見すると大した違いには見えないが、その役割を担うために必要とされる力量は天と地ほど違う。

促進剤は、「促進」させるのだから、どこをどぅ突けば促進するのか、相手の話を真剣に聴かなければならない。
いっぽう無害な水は、とくに何の働きかけもしなくていいので、ただ相手の話を聞き流して、反対意見を言わなければいい。

心理サポートでは、「聴くこと」が何よりも重んじられる。
この聴くというのは、前者の聴くを指すので、ものすごい力量が必要なのだ。
さらには、相手が言葉を生み出す元となる思想まで辿りながら聴く必要性がある。
確かにプロフェッショナルな領域だ。

話を元に戻すと、
人と盛り上がりたければ、相手の流れを妨げないだけでなく、流れを促進する聴き方は何かと考えながらいればよい。
なかなか難易度は高いが、挑戦し甲斐はあると思う。