自分の雑さに嫌気

小学生の時、国語のテストで「主人公はどんな気持ちでしょうか?」といった記述式の問題が出た。
縦書きで5-10行くらいのスペースがある。
何も考えずに、思いついたことを書き出した。

そして4行ほど書いたところで、前後の文脈がつながっていないことに気がつく。

消しゴムを出して、ゴシゴシ。
でも消し方が下手で、書いた文字が完全に消えていない。
その上から、また思いついたことを書いた。

テストの答案が汚かった。
縦書きの苦手な私は文字がひんまがり、わら半紙の紙質が悪く消し残しがあることも相まって、ザツな性格がありありとわかる仕上がり。
合っているかどうかより、その出来映えになんだかがっかりした。
私・・・ザツなんだって。

これはテストに限ったことではない。
自分の思考を客観的に見つけると、わぁ~って突っ走って、途中でアレ?と思って、痕跡を残したまま元に戻ろうとするも、完全なゼロリセットができず。
何回か往復した後、醜い跡が点々と残っている。

文字がきれいに書ける、消しゴムでちゃんと消せる、そんな子がうらやましかった。
落ち着いて、できる子なんだなって。
私はどれだけ気をつけていても、ザツさに自分で嫌気がさすときがある。
このザツさは、どこから来たのだろう?
幼き日に結果を早急に求められたことに起因するのだろうか?