大切にされる人/されない人/邪険にされる人の違い

(2018/11/05 加筆・修正)
みんなから愛され、大切にされる人を横目に、誰にも相手にされない自分を惨めに感じたことはないだろうか?
今日はそんな人のために、大切にされる人/されない人/邪険にされる人の違いについて考察しようと思う。
イケメンや美女を恨み、どうせ自分なんか・・・と諦めている人にこそ、読んで欲しい。

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大切にされる人の特徴

周りから大切にされる人は、与え上手だ。

見えないところで頑張ってるあの子に、「いつも頑張ってるね」と声をかける。
だれにでも笑顔であいさつをする。

そうやって穏やかに「あなたを見てますよ」「あなたに好意がありますよ」と伝え、注目や関心を与える。

すると相手は、気にかけてくれてる人の存在に勇気づけられ、自然と力が湧いてくる。落ち込んだときは、「あの人が見てくれてるかもしれない」と思って一踏ん張りできる。

そう、与え上手な人は周りのビタミン剤。いつでもどんなときでも、「あなたは素晴らしい人間よ」と語りかけてくる。その有りがたみにほだされて、周りもその人を大切にしようとする。

大切にされない人/邪険にされる人の特徴

周りから大切にされない人は、与え下手。無表情、無反応、ピント外れ。
何も与えてくれないどころか、的外れな回答にイライラが積もる。

周りから邪険にされる人は、人の気持ちを逆なでる。
言わなくていいことを言い、不用意に人を傷つけ、自分だけが満足。それゆえ周りはエネルギーを吸い取られてやる気喪失。だから周りはなるべく近寄らず距離と取ろうとする。

一緒にいたいと思える人

このように相手次第で、元気になったり、イライラが積もったり、やる気が奪われたりする。もちろん歓迎される人というのは、いうまでもなく「会ったら元気をもらえる人」。

その元気がでる相手には実は二通りある。一つは先に紹介した注目や関心を与えてくれる存在。そしてもう一つは、「職場のマドンナ」や「私の王子様」と称される見目麗しい存在。
実際、ジャニーズのコンサートのためにエネルギッシュに働くお母さん、楽しくない仕事でも、あのイケメン・美女に会えると思って出社する社員がいる。

こういった点は容姿に恵まれた人の特典だと言えよう。

大切にされる人に昇格する図式

では見た目に恵まれない大切にされない人/邪険にされる人が大切にされるには、どうしたらいいだろう。

それにはまず、人間の性質を知ること。その性質とは、どんな人も自分が重要な人物であると思いたい
我々はそう思わせてくれる人に強い好意を持ち、それを手にし続けたいと願うため、その人を大切にする。

要するに「自分を『重要な人物である』と実感するために、そう思わせてくれる相手を大切にする」。

なーんだ、それじゃ、心から自分を大切に思ってくれる人なんていないのね、と思ったアナタ。確かにそうかもしれない。だが黙ってて人が自分を好いてくれるなどめったにない。やはりこちらから働きかけてナンボなのだ。

だからこそ、自分から相手を「重要な人物ですよ」と讃えられるように鍛えていきたい。

大切にされたきゃ「孤独」に立ち戻れ

ただいきなり「鍛えよう」といっても出来ないよね。

だからまず誰かが重要な人物扱いされてる本を読んでみる。具体的には認められてる・受け止められてる本を手にしてみる。そうやって自分には無縁だった世界を味わってみる。そこでおいおい泣いても構わない。むしろ泣かなきゃいけない。

認めてこられなかった自分、我慢ばっかりしていた自分、そんな自分が走馬燈のように駆け巡るだろう。苦しくて胸が潰されるかもしれない。
そうなったら、「こんなに苦しかったのに、オレよく頑張って生きてきたなぁ」って声をかけてあげて欲しい。
あなたがあなたをねぎらうことで、あなたがあなたを重要な人物扱いしている。他の誰も認めてくれなくても、自分で認められてる。誰も認めてくれず、自分だけが自分を認める。それが「孤独の正体」だ。

他の人たちは受け入れてくれる誰かがいて、自分一人だけがひとりぽっちの嫌われ者と思っていないだろうか?
そんなことはない。
みんな「孤独」で、孤独のまま突っ立ってる。

そして「孤独」があるから、誰かを讃えることの意味が解る。もし他人に讃えられたらどれだけ嬉しいことだろうと想像できるから、「自分から人に何かやったろう」という気持ちになれる。

そう思えるまで待とう。等身大の自分が人に何かやってあげたくなるまでじっくり孤独と向き合って、ようやく大切にされない自分とさよならできる。