一年に一度のあいさつは心に残るものでありたい

今年も年賀状の季節がやって参りました!

年賀状にまつわる悲喜こもごもが出回っています。

なにかと物議を醸し出す年賀状。どうすればもう少し穏やかになるんでしょうか?

年賀状はコミュニケーション能力の現れ

もらって嬉しくない年賀状ってなんですか?というランキングが発表されていました。

1位:「あけましておめでとう」だけなど短文の年賀状(38.9%)

2位:既製品ではないがすべて印刷で作られた年賀状(30.3%)

3位:既製品の年賀状(29.3%)

4位:「マイホーム購入した」など自慢が入っている年賀状(22.6%)

5位:お年玉がついていない種類の年賀状(20.2%)

6位:年賀状の代わりに送られてきたLINEやSNSのメッセージ(18.3%)

7位:三が日をすぎて遅く届いた年賀状(16.8%)

8位:近況報告が書かれていない年賀状(16.3%)

9位:もらって嬉しくない年賀状はない(13.5%)

10位:家族写真の年賀状(12.0%)

10位:赤ちゃん写真(出産報告)の年賀状(12.0%)

引用  もらっても嬉しくない年賀状ランキング 1位は「短文のもの」 - ライブドアニュース

これらを要約しますと
決まり事で出されるのはイヤ
自慢は勘弁して
楽しみがないのはつまらん
面倒くさがってるのがダダ漏れ
自分の孤独さがひしひしと感じられるのはちょっと…
だから、何?

ということじゃないでしょうか。
そして一つにまとめますと、
自分よがりの自己満足なはがきはいりませーん!

そりゃそうですよね。年頭から自己満足を送りつけられるなんて、ただの迷惑でしかない。
でも、それを意識している人ってどれ位いるんでしょう?
文面を考えるときに、受け取った相手がどう感じるのか、どの位の人が想像してるんでしょう?

これだけ年賀状が物議を醸し出すのは、相手のことを全然見ずに年賀状を作る人が大勢いるからです。
それだけ相手を見ずにコミュニケーションを図っている人々であふれかえってるわけです。

もらって嬉しい年賀状って?

ですから、ちゃんと受け取る人のことを見てれば、喜んで受け取ってもらえます。

少なくとも一つは、相手にとっての益となるものを入れる。これが年頭の挨拶にふさわしいのではないでしょうか。
益として考えられるのは
☆驚き
☆楽しみ
☆優しさ
でしょうか。

具体的に驚きとは、「こんなこと始めたよ~」「こんなことやってみたんだ~」ということを伝えて、相手に「意外!」と思わせる
楽しみとは、すてきな絵を手書きする、パズルみたいな遊べる要素を入れる
優しさとは、「あなたがいたから○○できた」「あなたのこういうところが好きよ」「○○してくれて本当に感謝してる」といった思いやりを掛ける
ことです。

このいずれかがあることにより、相手が年賀状に目を通す意味が生まれます。
年賀状を目にする前と後で、気持ちが変化する。これが我々にできる年始めのプレゼントなのだと思います。

心に残るためにはそれなりの努力を

挨拶というのは、その人を敬い、頭を垂れることだと思います。
その敬いの気持ちは、本当に年賀状に込められているんでしょうか。

どちらかというと、「出してやってる」感が強くないでしょうか。

そういうふんぞり返りが、「年賀状、ほしくない」につながっている気がします。
年始めであろうが、なかろうが、敬いの気持ちなくして心が通じることはありません。

今年の年賀状、きちんと相手の心に残るものにしませんか?少なくとも「身勝手だ」と思わせるものから卒業してみませんか?
せっかくのお便りだもの、「伝わる」メッセージを込めてみましょうよ。