「付き合うのはやめておこう」と思う相手の口癖

どんな言葉をよく使うか、はその人の考えを反映しています。

典型的なものだと「でも」は、他人の考えを受け付ける気のない頑固者、「だって」はいい訳がましく無責任な人などがあります。

もちろん、そういう口癖の人との付き合いも遠慮したいのですが、もう一つ私には「これは…」という言葉があります。

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付き合いたくなくなるわけ

私が「付き合うのをやめておこう」と思う人の口癖は「それと~」です。

えー、そんなのつなぎ言葉としてよく使うじゃない!と思った人。その通りです。私も1回使うのは気にしません。ただ2回以上となると話は別です。

こちらが話を聞くシチュエーションで考えます。一旦話が収束して、じゃあ終わりね!と思ったところで、相手が「それと~」といいます。てっきり追加の話かと思います。ですが、その先語られるのは、前の話とは無関係な話題。たまたま、話していた人が、話ながら思いついたことを「それと~」でつなげた格好です。

それでも1回目はしょうがなく聞きます。ところが長い話が終わって、ヨシこれで解放!と思ったら、また「それと~」と付け足してくる。こんどもまた、思いつきです。だいぶこちらの頭が混乱してきます。

ですがそんなことはお構いなしに、相手は気の済むまでしゃべるしゃべる。そしてやっと話も終わりに近づいてやれやれと思ってると、またまた繰り出される「それと~」。

もうヤーメーテー!!

どんな人にも時間という制約があります。相手のことを思うなら、①短く話をまとめる②最初に何個話したいことがあるのか伝える、くらいはする。それもしないということは、相手は私は無限に使える使用人かなにかと勘違いしているということ。

「付き合うのはやめておこう」と思うのは自然の流れです。

「素直」に対する大いなる間違い

「素直」というのを、思ったことをそのままいうことだと勘違いしている人がいます。

はっきり言って、思ったことを思ったままいうのは、ただの迷惑です。どれだけ自分の思いに忠実に口を開いたとしても、それはただただ相手の時間を奪ってるだけ。相手に心を開いてるわけでも、信頼しているわけでもありません。

いうなれば、「こいつなら、何言ってもいいよな。どんなに時間がかかったって構わないよな。」というさげすみです。意識していなくても、どこかで相手を下にみて、利用してやろうと思っています。

相手に対してまったく「敬い」がない。

言葉は多くを語る

「付き合うのをやめておこう」と思うか、否かは、この「敬い」に対する姿勢にあると思います。こちらを敬ってくれる人なら、「付き合っていきたい」と思うし、さげすむ人なら、たとえ金銭をくれようとも愛想をよくされようとも「付き合うのはやめておこう」と思います。

結局、人は「自分をどれだけ大切に扱ってくれるか」で、付き合おう、とも、付き合わないでおこう、とも思えるのです。

なにげない「それと~」というひと言にも、どう思っているかは現れます。言葉の選び方一つで判断される、ということを我々は肝に銘じなくてはいけません。