この年になってジョンレノンの「Imagine」の意味がやっと分かってきた

さきほどペコジャニという番組で、新婚のお笑い芸人濱口さん、関ジャニの村上さん、そしてXジャパンのtoshiさんお三方でビートルズの「Imagine」を演奏しているのを見た。
ぼーっと歌詞を眺めていていると、画面に

You may say I'm a dreamer

の文字が映り、その瞬間、あ!そういうことか、とひらめいた。

私たちは、世界の平和を望みながらも、一人一人が利益を求めるが故に、誰かが犠牲になることを甘んじて受け入れてる。
学校の教室で、ブラック企業で、そして民族の間で。

それは仕方の無いこと…。そう思って生きてきた。だから歌詞のようにみんなが分かち合って生きる世界は夢物語だ、とどこか冷めた目で見ていたように思う。

けれど、弁証法に出会って、諦めることなく考え続けるならば、もしかして、もしかして、新しいみんなが生きられる方法がどこかに見つかる可能性に私は手を掛けた。それはいつもゼロかイチか、強いか弱いか考えていた自分にとって、目から鱗な出来事だった。

ジョンレノンはそれを47年前に世界に向けて訴えていたんだ。ただ私自身が未熟で、理解の域に達してなかっただけのこと。

音楽は受け継がれる。歌手は、いつか歌詞に込めた意味を理解してくれることを願って、歌を世に送り出すだけ。
芸術家とは、そうやって未来にメッセージを残していくのが本懐なんだろう。

伊藤若冲が「千載具眼の徒を竢つ。(千年後までには、 私の絵を理解してくる人物が 必ず現れるだろう)」と言い残したように、ジョンレノンもまた未来の人々がこの歌詞を理解し、世界を平和に導いてくれることを強く願っていたのだ、と感じずにはいられない。