幼稚く、無責任な人ほど陥りやすい罠

ひきこもりの子をもつ家族が引き起こす間違い
【家族が不安になり、その不安をひきこもり当事者にぶつけてしまう】

家族が子の心を考えないから、子はひきこもることになる。

なのに家族が被害者面して、子を責める。
むちゃくちゃです。

でも、私もコレ親によくやられます。

結局親は子を作っただけで、精神的に守っていない。
動物レベルです。
それどころか親の抱える内面の不安定さを子にぶつけ、あわよくば子が解決して
ほしいと願っている。
完全なる責任放棄です。

被害者面するのは簡単です。
自分は常に正しくて、か弱くて、護られる方。
相手が考えを変えて、尽くしてくれるはず。(←よく恋愛ゲームであるパターン)
親は自分がずぅーっと、自分が赤ちゃんのポジションから出ようとしていない事実に
気がつきません。
そしていつの間にか自分が作った子が自分の親になっちゃってる。

ひきこもりの親に共通するのは、幼稚な考えと、共感力のなさです。
子供のことなんて、生まれた瞬間から考えたこともない。
卑劣な人間。
でも一見するとやさしそうないい親なんです。
人当たりも良くて、ちゃんとできてる。
なのに、子供と真っ向勝負できない。
つまり表層は社会性を持って親面してるんです。でも心が赤ちゃん。

前にひきこもりの勉強会に行ったときも、親側は子供の一見すると理不尽な
「なんで生んだんだよ。生まれて来たくなかった。」という心の叫びに対し、
「あんた何いってんの!育ててもらったことに感謝しなさい、文句言うんじゃない。」
という姿勢を崩しませんでした。
誰一人、子供の生きにくい理由を知りたいと思っていない。
つまり親が被害者で、子供が加害者。

ちゃんと心が大人になって自分で自分を満たせない人は、こういう態度に出がちです。
それは勝手なんですが、子供だけは完全に被害を受けてしまう。
だから子づくりは慎重になるべきだし、もし子供がひきこもってしまったら、一から
自分たちの関係や子がいることで親がどれだけ嬉しいと思っているかを再確認
してみてはどうでしょう?

親は親の理論「就職どうするの?」「学校はいかないの?」で責めがちです。
子供だって好きでひきこもっているワケじゃない。
怖いから出てこられない、どうして良い変わらない、このままじゃいけないって
一番反省してるんです。
だから親からの質問攻撃は、傷口に塩を塗る行為です。

頼むから親は子を包んでやって欲しい。
自分たちのエゴのために子を使うのではなく、子供の幸せのために子の心を
見てやって欲しい。
誰だって生まれてきてよかったって思いたいんですから。