男性がキャバクラに行く気持ちが分かる

私という存在がありながら、彼氏がキャバクラに行くことが許せないという女性の思いについて、過去の私なら「そうそう」と同意していただろう。
しかし男性の「キャバクラでは気を遣わなくていい。弱音を吐いてもいい。彼女にはできない。」という言い分を聞いてから、「そうでもないかなぁ」に意見が変わった。

キャバクラは20歳前後の若いお姉さんが、やさしく接客し、話を聞いてくれる。

一日の疲れが、愚痴の吐露と見目麗しい女性(風景)によって吹き飛ぶ。
どんなあほらしいことをいっても「またぁ~そんなこと言って♡」と軽く流してくれ、怒られることはない。そこはまさにパラダイス。

でもこれはお金を払って人工的に作っている世界。
キャバ嬢は、お金と引き換えに「私だって感情はあるのよ」という気持ちを押し殺している。

人は他人の感情を押しつけられると負担に思う。キャバ嬢と接するとき、その押しつけがないと保証されているから、客は気楽に羽を伸ばせるんだ。
つまり傾聴型カウンセリングを受けているのと同じ事になる。

世の中のイメージとして、キャバクラやホストクラブに行く人は寂しがり屋や遊び人、精神クリニックに行く人は病んでる人と見られがちだが、根は全く同じ。
だから遊びのハズがストーカーになったり、殺人事件に発展したりする。
犯罪行為を行う人は異常心理を有している。そこに発端がキャバクラか病院かは関係ない。
病院は防衛意識が高く犯罪を未然に防いでいるだけ。

もう少し傾聴カウンセリングの敷居が低くなれば恋人にヤキモチを焼かれることなくストレス発散できる場所が増えるかもね。