ゆーぼーさんへ

こんにちは、ゆーぼーさん。
カウンセリング窓口へのご相談、承りました。これから、そのお返事を書いていきますね。

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頼れる先は?

まず結論から申し上げます。

診ていただいてる先生との進展の可能性はない、とお考えください。

先生を「おばちゃん的」と形容されていることから、価値感を押しつけぎみな先生なのだと推測します。そこをあなたがどうのこうのして変えられるものではありません。粛々と受け止めましょう。

その上で、自分に目を向けてみます。「自分にあっていないような気」がするのは、押しつけられた価値感が息苦しい、もっと自分の価値感に沿った考えを示して欲しい、という心の叫びです。
半年診療をお休みしているのも、自分の心を守りたいという気持ちが働いてのことでしょう。

ですから別の手立ても必要なわけで、どこを頼れば良いか、ということですけれども、

【1】ゆーぼーさんの第一希望が「共感されること」であるならば
同じ経験をした人の集う場所へ行く(ネット上の掲示板等)のが、手短です。相手の話を聞けば、それがそのままゆーぼーさんの気持ちを代弁したことになるので、自然と共感されたような気になれます。

【2】第一希望が「話を聞いてもらうこと」であるならば
お住まいの市の心の相談室に行くといいでしょう。女性向けに設けられたものでも、事情を話して男性に開放していただけるかもしれません。こちらは市税でまかなわれていますので、無料です。人気がありますので、予約に時間がかかります。

【3】第一希望が「しっくりくる共感をされる」であれば
書籍の中に同志を見つけるのがいいでしょう。オススメは、夏目漱石の「私の個人主義」です。これは夏目漱石が学習院で講演した内容を本にまとめたものです。留学先のイギリスで周りの目に振り回されていた漱石が、自分がどうあればよいかを見つけた瞬間を綴った含蓄のある読み物です。

他にも著名人の心の苦しみを綴った「生きづらさを超える哲学(岡田尊司著)」も、人生に一石を投じる本です。

読みやすいところでいえば、「ネット断ち(斎藤孝著)」がいいでしょう。もしかしたらこの本が今のゆーぼーさんの問いに近い答えをくれるかもしれません。

メンテナンス役はいない

あなたが誰かのメンテナンス役をやらないように、他者もあなたのメンテナンス役をやりません。自分の迷いや悩みは自分で解決するものなのです。

ただどうしても解決できないときには、対価を払って、メンテナンス役をお願いすることになります。すなわち、経済負担を避けては通れません。ですから、お望みのような「経済負担なく、だれかに共感して欲しい」、という状態は実現が難しいです。

諦めてください。

さいごにメッセージ

学校に併設されているカウンセリングを使いたいお気持ちはよく分かります。もしそこの先生が共感力に優れた人だったらどれだけいいだろうか、と思う気持ちも。

しかし、人は配られたカードの中でゲームしなければならない。すなわち、共感力に乏しいカウンセラーがいるというカードの中で生きるしかないのです。

あなたは今回相談することによって、学校のカウンセラーを頼る以外に、【1】~【3】のカードを新たに手にしました。自分にピッタリと思うものを選んで、ぜひ次のステップへとつなげてみてください。

問題解決に一筋の光が見えることを願っています。

By KOMA