友達の家に行ったとき、トイレに毛が落ちていて嫌だったと思ったことありませんか?
我々は無意識に、合格、不合格をジャッジしています。そのジャッジが厳しすぎるからこそ、世の中がギスギスしているように思えてなりません。
一体どんなジャッジをしていて、どうやったらギスギスが温かみのある世界に変わるのか、一緒に考えていきましょう。
合格と不合格の間に横たわるギャップ
そう思っている方もいるのではないでしょうか?
実は、世の中の大半は合格でもなく不合格でもなく、人々の意識にさえ登らない「ふつう」に分類されます。
普通が幅を効かせており、その次が不合格、合格はごく僅かしかないために、一生懸命やっても、報われないと感じることが多いのです。
承認を求めると苦しくなる理由
承認されたと満足できるのは賞賛されたときだけですから、無反応や批難が返ってきたとき、我々は自分の存在意義を見失い、虚しくなります。
でも、図から見ると承認されるのは極めて狭い範囲。とても高いクオリティーがないと実現しません。
もし承認されることを当たり前と捉えて、そこ狙いでいくと、現実との乖離が大きく、苦しくなってしまうのではないでしょうか?
ギスギスした社会を温かい社会に変える一歩
「感謝の気持ちを持てば、温かい気持ちなる」
とは、承認される領域を増やしましょう、ということです。
合格レベルを下げて、普通の中にあるちょっといいこと・稀なことをすくってみる。すると今まで無反応だった領域が、承認される領域になる。
小さな承認が引き金となって、頑張りを引き出し、最終的には高いクオリティーのところに到達する。
そこまできたら、放っておいてもその人の周りは温かい雰囲気になります。
ほんの最初だけ、最初だけ、上に張り付いた合格ラインを下げて、小さないいところ探しをすればいい。いいところが見つからなくても、今あるものに目を向ければいい。
「足を知る」を通じて、普通にあるものに目を向け始めたときに、ギスギスした社会の痛みが少しずつ緩和しはじめるのではないでしょうか。