誰でもできる!ACを抜け出す一歩

アダルトチルドレンは、長年かけて作られているので、抜けるのに一苦労です。
カウンセリングにかかって、自分と向き合って、けっこう頑張らなければなりません。

でも最近ちょっとしたことで、少しはましになるんじゃないかという思いが生まれました。

とても簡単なので、ACを抜け出す一歩として試してみてください。

超簡単、誰にでもできること

やることは、【お買い物】です。
ただし出かける前に買うものを決めて、それ以外は買いません。見向きもしません。持っていくお金も最低限。

買い物リストに書いたものだけを買い、余分なものを買わずに直帰。これを一月ほどやってみる。

するとどうなるか?

当たり前ですが、「ちょっと買い」が無くなります。

ちょっと買いがもたらす害

実はこの「ちょっと買い」こそが、あなたを苦しめている原因。

「ちょっと買い」は、自分の意思が他者(小売店や製造メーカー)の押しに負けてしまっている状態。自分の意思より、他者を優先してしまっています。

こうやって他者を優先してしまっては、自分の決定に価値がないと烙印を押しているも同然です。
そしてこの傾向は全ての判断に波及し「どうせ私(の意思)なんて…」という自己否定につながっていくのです。

自分を大切にしたいのなら、一度出した結論を守る。他者の入る余地を残さない!

これ大事です。

この方法のいいところ

この方法のいいところは、周りからの圧を受けないところです。

たとえば実演販売などで「自分の意思で断る」を試す場合、さんざん見たのに断るというのは、相手の買ってねという圧を跳ね除けるという勇気が必要です。
それに比べてこちら。どなたも絡まないので完全に自己完結でいける。
めちゃくちゃ気楽です。

スーパーでの買い物なんて、ほぼ無言で行けますから、引っ込み思案さんでもできますよ!

やってみると思わぬものが手に入る

予算ぎりぎりしか持たず買い物に行くと、最初はお金の心配をしたり、ついで買いができなかったり、と不便なこともあります。
でも慣れると、「私はこれを買ってるぞ!」感が湧いてきます。

自分で決めて、自分で買う。

こんな小さなことでも、「できるワタシ!」という感覚を持てます。そして、買わされてるんじゃなく、買ってるという主体性も出てきます。
あれほど持てと言われた主体性が簡単に手に入ります。

決め打ち一個買いは至極の逸品選び

以前の私はショッピングモールに買い物に行くと、財布に入れた分だけ使っていました。
今は「これ!」と決めたものしか買わないのでたくさんの店を覗けるし、財布の中身も減りません。

ミスタードーナツで食べたいドーナツ一つだけをトレーに乗せて会計する瞬間、シャトレーゼでみたらし団子だけを持ってレジの列に並ぶとき、私の中で「選びに選び抜いた逸品よ!(マツコデラックス風)」という言葉が駆け抜けます。

貧しいから一つしか選ばないのではなく、選択に自信があるからこそ一点集約型、という考えです。

これは生活全般に言える

鞄の中がぐちゃぐちゃなのも、家に物があふれて片付かないのも、健康な体形に戻せないのも、自分の意思が他者の押しに負けてしまっているからではないでしょうか。

「これ、よかったらどうぞ」という言葉に、”断って角を立てたくない、もらってたら便利かも”と思って他者の陥入を許すから、未統制な状態になっているのです。
どんなときも自分を持っていれば、身の丈に合ったものだけが手元に残る。

断捨離をやる前に、まずはお買い物から。自分で決めて、決めた通り実行する。
めちゃ簡単だし、貯金もできるので、ぜひやってみてください。