できる女性にキレイさが要求されるようになったワケ

女性が社会進出し、優秀な女性は成果を上げてきた。
大先輩のがんばりがあったからこそ、現代の女性の地位が向上した。
きっと彼女たちの血のにじむような努力があったからこそだ。
ここに深く礼を申し上げたい。

時代が変わり、当たり前のように女性が仕事をするようになった昨今、できる女性は

ただ技術を持つだけ無く、美しさを求められるようになった。
なぜ機能(技術)以外を求められるようになったのかを考えたい。

キレイであるためには、アンテナ力、行動力、経済力、そして観察力が必要だ。
変化の激しい現代において、最後に上げた観察力は欠かせない能力の一つだ。
観察できてこそ、危険を事前に察知し、回避できる。

女性が社会進出し始めた頃は、まだまだ物が不足する時代で、とにかく不足する
ものを補いさえすれば、商売として成り立った。
だから観察対象はあくまでも、現象や機能だった。
ところが物であふれかえる豊かな時代になり、物を補えばいいという風潮はついえた。
次は人の心を豊かにする時代へシフトしつつある。
とすれば、観察対象は、人の心となる。

消費者の心を掴むためには、まず自分が消費者となって、なにをどう補えば心が
豊かになるのかを観察せねばならない。
そこでふと我を見たときに、ボサボサの髪、何年も同じメーク、3種類しかない服
であったとしたら、己を観察できていることになるだろうか?

自分の中で対話が始まる。
「どんな私なら、私自身が魅力的に感じる?」って。
その対話を繰り返す内に、自然と自分への観察力が向上し、キレイが身につく。
自分に似合う色、自分に似合う服のフォルム、自分の好きな生地などなど。

この対話を通して、自分の心だけではなく、自分以外の人の心も分かるようになり
職場の人のこと、消費者のことが分かるようになる。
だからこそ、技術以外のキレイさが優秀か否かを推し量るパラメータとして用いら
れることになったのだ。

確かにキレイであることは大変だと思う。
けど世の中に楽で成功するなんてことはない。
血のにじむような努力をする必要は、もうないけど、キレイを楽しんで、対話を楽しんで観察力を是非向上させてみてください。
そうしたら、ただキレイになれるだけでなく、人間としての魅力もグッと増しますよ。
ガンバレ、働く女性たち!